とびだせ ユズアメの森

ゲーム、ガジェット、手芸中心のお絵描き雑記ブログです

手帳病に効いた手帳と悪化させた手帳〜2017〜

世の中には「手帳病」という言葉があるのはご存知でしょうか。

毎年、3冊も4冊も手帳を買い、使ったり使わなかったり。世の中のクリエイティブな手帳ユーザーさんたちの公開している素敵な手帳のページに心を躍らせ、手帳シーズンになると手帳特集の雑誌を買い荒らし、社長さんとかコンサルさんが使っている手帳をマネして買い、まだ使ってもいないのに仕事ができる人になった気になり、毎年繰り返しているうちに余命を迎え死にいたる病です。

私です。


2017年は、思うところあってシステム手帳(バイブルサイズ)にすることにしました。初めて使った手帳もポケットサイズのシステム手帳だったので、原点回帰的なところもあります。記念にこれまでに愛した手帳の振り返りを。

3年以上使った手帳(手帳病に効いた手帳)

私は年に数冊手帳を買って、1年の途中で乗り換えることも多い末期の手帳病なので、3年以上継続してほぼ毎日使った記憶がある手帳以下の2種類のみです。

マンダラ手帳

名前が胡散臭いのとマイナーなのが残念ですが、個人的には抜群に使いやすかった思い出の手帳です。スリムな形と、独特の縦ガントチャートみたいな月間ページ、個性的な割り方の週間ページが好き。元となる「マンダラチャート」の理論は理解していないでも便利に使っていました。

月間スケジュールは、1行1日で縦に31日が全部収まっています(ありそうであまりない「月間ホリゾンタル」)。
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午前と午後に大まかな予定を書くだけで、予定の埋まり具合がわかりやすく、さらに欄が横に長いのでスケジュール内容もメモのしやすいです。普通のカレンダーのようだと、予定が2行になったりして埋まり具合がわかりにくいし、横に伸びるガントチャートって縦長なのでスケジュールメモを混在できないですよね。また、右側の余白がチェックボックス形式になっており、ハビットトラッカー的な役割をこなすというか、例えば毎日10,000歩歩くのが目標なら達成した日にチェックボックスを入れていくだけでモチベーションが上がります。

週間スケジュールは変則レイアウトで、ToDoリストがど真ん中にあります。
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中央にあることで「やれコラ」という威圧感があり、使ってみると悪くないのですよ。メモとToDoリストと週次レビュー欄が別というところも、有耶無耶にさせない良さがありました。本当、一度使ってみてほしいという感じの使いやすさです。

デザインが少なくもやもやしていたこと、雑記やアイデアメモを一元化する手帳術を試みたくなり卒業しました。今はライナップも増えていますし、ほぼ日Weeksのカバーやトラベラーズノートなどに挟んだりもできそうですね。

画像は公式サイトより。

ジブン手帳

週間バーティカルレイアウトに、24時間の目盛り・土日均等+メモ欄日記欄の素晴らしさ。
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日記というよりは「日録」というか、「ライフログ」の楽しさを目覚めさせてくれた一品です。がっつり使っていたのですが、記録の楽しさに目覚めたからこそより記帳の楽しさを求めて卒業。卒業したり戻ったりを繰り返しましたが。

また、月間はブロック式(カレンダーみたいな形)とガントチャート形式が両方あるのもポイント高いです。
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私は月間ブロックはスマホのカレンダーアプリやリアルカレンダーを使っていたので、手帳の月間ブロックは、その月の映画のチラシの切り抜きなどを貼るスクラップページにしていました。

画像は公式サイトより

使いこなせなかったが好きな手帳(手帳病を悪化させた手帳)

ほぼ日手帳

泣く子もだまる、糸井重里氏の1日1ページ手帳。

手帳税を納めるかのごとく、ほぼ毎年買っていたが一度も使いこなせなかった。空白ページがあるとストレスがたまってしまい、かといって何か書いたり貼ったりするには微妙に足りないというジレンマ。綺麗に使いこなせる人は尊敬します。

世の中に素敵な使い方の情報が溢れていると思うので割愛。

365デイズノートブック

うっすら日付マーク用の印字と方眼が入った、1日1ページ手帳風にも使えるほど良い上質なノートです。

ほぼ日手帳の1日1ページは挫折したもののヌメ革のカバーは育って好きだったので、代わりに使ったところ、カバーへのフィット感と紙質が素晴らしく、惚れました。一時期バレットジャーナル(空きノートを手帳ノート化する手帳術*1)とページ端にインデックスをつけて一元ノートを作る中公氏の100円メモ術*2の合体技みたいなものにチャレンジしていました。楽しかったです(半年は持った)。

モレスキン

黒くて渋い、ゴムの留め具付きのハードカバーの高級ノート/手帳です。

ゴッホピカソヘミングウェイが使っていた(ものを再現)という売り文句ですが、自分としてはほとばしる「アンチャーテッド」感が魅力です。ラフに扱ってもかっこいいたたずまい。就活の時に立ち書きやスクラップに便利なので使っていたら、見知らぬ男性に「そのノート、モレスキンですね!」と声をかけられて、その意識が高いのかチャラいのか仲間だと思ったのか、グイグイくる感じが苦手だったので、外での使用を封印しました。その後就職し、最初に苦手だと認識した上司(男性)もモレスキンユーザーだったので、外での使用停止は英断だったと思ったものです。家では使っています。

yPad half

横開き/週間ホリゾンタルと、メモページが巻末に集まっているのではなくスケジュールの間に挟まっているのが特徴のノートです。
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横平きなので、パソコンの手前とかに開きっぱなしにしておくのにちょうどいいんですよね。あと、メモページは巻末にあると使用ペースがつかめず、溢れさせたり使わなかったりするので、個人的には間にあるっていうのもポイント高いです。週次の定例会議でのメモや映画や読書の感想、はたまたゲームの攻略メモなど、得てしてメモはカレンダーと同期しているものだと思うので、ペースをコントロールしつつ、広々した雑記スペースを用意してくれるのは嬉しい。

yPad 7とかyPad Proとかも出ています。サイズや、ホリゾンタルで2週間とホリゾンタル月間が選べます。某ガジェットとサイズが同じなところもいいですよね!

この手帳は日付は自分で入れるタイプなので、手帳シーズンに隆盛しないからか、リアルで使っている人を見たことがありません。が、いつからでも使えますし本当にオススメ!大好きなノートです。日付記入がないので、いつでも始めて、ふらっと帰ってきても受け入れてくれる懐の広さも紳士的(手帳病を悪化させてる説)。

画像はAmazonの紹介ページより。

クリエイターズ・ダイアリー

「お前をガントチャートにしてやろうか!」という感じの、ハードカバーに蛇腹折りの手帳です。
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以前の職場でも使っている先輩がいたのですが、おしゃれで本業副業ともに「クリエイター」の響きが似合う方でことさら憧れたものです(手帳に)。一時期使っていましたが、大きいくせに蛇腹ページが移動中とかにちょいと開きにくく、メモ欄が少なく(裏は使えるが使いにくい)、目立つし、私の場合は「手帳に振り回されてる」感が強く、諦めました。(今はミニサイズとかも出ている)
そういえば、その先輩もほぼ日手帳との二刀流でした。私は、憧れるもののクリエイターズダイアリーもほぼ日手帳も使いこなせない程度の能力。

画像は公式サイトより。

アクション・プランナー

週間バーチカル手帳に予定だけでなくToDoなども書いていき、未来の自分と約束することでタイムマネジメント上手になろう・・・というコンセプトの手帳です。
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週間バーティカルは1画面で一週間の自分の時間の使い方ややるべきこと、忙しいかそうでないかなどをバっと見れて、いいですよね。シンプルながら、私に月間ガントチャート式+週間バーティカル式の呪いを付与した、手帳好きになった原点ともいうべき名作です。

画像は公式サイトより。

手帳アプリ

iPhoneを使っていますが、カレンダーアプリもいろいろ試した上でStaccal2に落ち着きました。表示形式や色味などのカスタマイズ性がとても高く、タブで表示を変えられるので直感的です。

Staccal 2

Staccal 2

  • gnddesign.com
  • 仕事効率化
  • ¥490

スマホのカレンダーの基本性能ですが、Google CalendarApple IDとも連携できるので、Web上に公開されている好きなカレンダー(日本の祝日とか、オタク活動に必要なものとか)も合わせて表示したり、家族と共有カレンダーを使うのにも便利です。

来年の手帳

冒頭にも書きましたが、バイブルサイズのシステム手帳で行こうと思っており、現在リフィルやグッズを買ってはテスト運用して、リフィルの山を築いているところです。

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