【編み物】靴下2号完成!ベルンド・ケストラーのスパイラルソックス
ついに、去年の1月に着手したスパイラルソックスが編み終わりました!
今回はSSS*1との戦いにも勝利!
この靴下のパラメータ
この靴下、実は左右で違う製法を試していて、片方はつま先(右)から、片方は履き口から本通りに(左)編んでいます。あ、左右は写真上の図示のためだけで、実際はどちらを右や左に履いても大丈夫です。
さらに、右の途中で輪針をaddi 20cmのメタル輪針から竹製の非対称輪針23cmに変更しています。非対称輪針は編みやすすぎてメタル輪針のようにドキドキしないという欠点がありましたが、速度はかなりアップしました。編み物にスリルを求める時はメタル輪針、スピードを求める時には竹製の輪針という結論です。
右の靴下のCast-onは「Judy's Magic Cast On」、Bind-offは「JSSBO」です。
JSSBO(Jeny's Surprisingly Stretchy Bind-Off)って言ってみたかった。
左の靴下は「ベルンド・ケストラーのスパイラルソックス」の本通りです。作り目は「German Twisted Cast On」です。ベルンド・ケストラーさんが自身のInstagramで動画を公開していたので、何度も再生しながらキャストオンしました。
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スパイラルソックスを編んでみて
簡単なのと、表編みと裏編みもあやふやな私(前の靴下は裏編みは間違えていた)には良い修行になりました!
あと、中級者以降は必須スキルの「ゲージ確認」「スワッチを編む」という調整をしなくても良いのが気に入りました。本当はしたほうが良いのかもですが、幼女からおっさんまでこの編み方で大丈夫というのがスパイラルソックスの売り文句ですから・・・!もちろん問題なかったです。
ミニ輪針を使いましたが、小さなポリ袋に毛糸玉一個と手のひらサイズの輪針を突っ込んでハンドバッグで持ち歩ける、モバイル性能が素晴らしいですね。ほとんどファミレスやカフェや病院の待合室などで編みました。あと、お手製のビーズを吊り下げただけの段数カウンターを使ってからは、キャストオン時以外はいつ中断しても全く問題ないのも気が楽でした。本やスマホゲームより周囲の音を聞きやすく中断もしやすいので、待ち時間・隙間時間向けのプロジェクトですね。
ベルンド・ケストラーさんとスパイラルソックスのファンになりました。
以前は「マジックループ」「2aat*2」という一本の長い輪針で同時に両足編む手法で靴下を編んだのですが、モバイル性能と途中中断性能は低かったので、今後どちらをメインウェポンにするかは悩みます。
道具レビュー
使いやすすぎて逆に不安になった非対称輪針
左右の針が非対称で、利き手に長い方を持つと編みやすいという竹製の小さな輪針です。
私の中で編み針の材質は「木」「メタル」「プラスチック」の3種類しかなく、この針は「木」製という認識でした。が、いろいろ勉強した結果「編み物通は竹製と木製は区別する」ことを学んだので、今後は厳しく「竹製」と「木製」は区別していきたい所存です。以前の記事では木製と言っていましたが、この編み針は竹製です。
楽天のレビューで「パッケージがおしゃれになっていました」と書いている人がいて、商品のレビューでパッケージに言及するほどか・・・と思っていたら本当にパッケージがおしゃれになっていました。
ちなみに「KA」は近畿編針の略です。
硬質 非対称輪針 G 23cm 0号 − 15号 |
パッションあふれるソックヤーン、カメレオンカメラ
ソックヤーン(Sock Yarn)は、洗濯と摩擦に強い靴下用の毛糸の総称です。毛糸自体が編むとストライプなどの模様が出るように染められています。「Opal」「Shoppel」などドイツ製のメーカーがメジャーですが、こちらのChameleon Cameraはイタリア製です。
この「パッションフルーツ」という色は福袋的なもので購入したので私が選んだものではないのですが、ショッキングピンクに水色にベージュという、店頭では売っていなさそうなパッションあふれるカラーリング。編んでいて楽しかったです。
普段は黒とか紺とか地味な靴下ばかり履いているので、試し履きしたときの謎の高揚感がやばかったです。達成感も相まって。
書籍「ベルンド・ケストラーのスパイラルソックス」
作り方は実質数ページしかないのですが、ソックヤーンのカタログ的な側面や、靴下の飾り付けの応用参考として今後も重宝しそうです!一足完成させてますますお気に入りの本になりました。
「スパイラルソックス」という靴下の編み方自体は、戦争に行く兵士たちのために多く編まれたというエピソードがあるくらいなので、「spiral socks pattern」とかで検索すればぶっちゃけ無料でも結構出てくるものなのです。が、それを初心者向けに優しく、編んでみたくなる写真やエピソードや工夫を織り交ぜて、作者さんのたどり着いた黄金レシピを紹介しているのがこの本の価値なんだなと思います。
靴下に名前をつける行為
編みあがった靴下に名前をつけているのですが、
「Alice」(失敗・未完成)、「Belna」ときて今回の靴下の名前は早々に「Candy Island」と名前をつけていました。
そう...実はアルファベット順に名前をつけていたのです!(バレてる)
とういうわけで次は「D」の子を編むわけですが、かなり悩んでいます。
名付けにではなく、何をどう編むか、にです!
レギンスも編んでみたいし、レッグウォーマーもいいし、五本指ソックスとかショートソックスも編んでみたいし。去年編み物一年生にしてセールや福袋で買った毛糸がたくさん残っているので、それを消化しないとと思いつつ、新毛糸も欲しいし。
ちなみに、メタルでミニ輪針で左右非対称で名前がかっこいいという、萌え要素がぎゅっと詰め込まれた商品「Sock Wonder」が敬愛するaddiから出ており、国内どころか世界的に割と品薄ぽくて、物欲に悶え苦しんでいます。ゴロゴロ。中国のメーカー「hiyahiya」の交換式メタル輪針はケースがメレ様*3みたいな緑チャイナ柄ぽくて気になります。
沼じゃ・・・沼が見えるぞ・・・。ゴロゴロ。
*1:Single Sock SyndromeまたはSecond Sock Syndrome。全世界のソックニッター、特に初心者が疾患し、戦い続ける、靴下を片方だけ編んで飽きたりして、反対分を編まないで次のプロジェクトに移行してしまう症候群のこと
*2:two-at-a-timeの略
*3:獣拳戦隊ゲキレンジャーの敵側のヒロインで、私が大ファンである