とびだせ ユズアメの森

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プリキュア大好きだけど『魔法少女まどか☆マギカ』はおすすめできな・・・いや、おすすめする!

まどか☆マギカ未視聴者向け感想です)

各方面におすすめされ、『魔法少女まどか☆マギカ』をうっかりいっきに視聴。トルネに録画したままHDDに沈んでいったアニメがいくつあるかわからないですが、これはこのタイミングで観てよかった!というかもっと早く観ればよかったぁぁ!


キャラクターに似合ったかわいい衣装と、オシャレ・ミステリアスでひきこまれる亜空間。そして武器の大盤振る舞いのバトルが超かっこいい!

しかもヒロインの声優さんが悠木碧さんじゃないか!そう、「夢色パティシエール」や「あにゃまる探偵キルミンずぅ」のヒロインも演じていた。甘くもハツラツとした声に元気をもらい、弱気なときのちょっとかすれた声に心震わしてきた2010年。特に夢色では提供の前の「おはよっ」に毎週メロメロにされ。声優に無頓着なあたしをもってしても、魔法少女モノとしてガチすぎる、最強の布陣ってわかる・・・!

「願いをひとつ叶える代わりに魔法少女になる」というのが本作の少女たちが迫られる「契約」で、これがキーファクター。しかもそのお願いごとによって魔法少女の能力パラメータが変わるというよく練られた設定にはわくわくせざるを得ない。
プリキュアにおいても、テンプレでない・全体意志でない、各キャラクターの想いや戦う意味を見出すのがわたしは大好きです。そして『魔法少女まどか☆マギカ』の場合、ここによりフォーカスがあてられ、魔法少女になる前段階で、少女ひとりひとりの価値観と心願が強く揺さぶられ、問われます。

・・・そして描くは実は魔法少女モノのふりをした違う何。まぁ、ねー、魔法少女が戦いやドラマを通して身も心も傷つくのですよ。観ていられないほどに。Bloodyです、シリアスです、でも目を反らすことのできないのは新感覚です。これはプリキュア好きやニチアサ部員にはおすすめできないっ。でもおすすめする!おもしろいんだー!(あ、でも子供は観ちゃだめっ)
物語で少女たちにのしかかるのは、魔法が使えるというファンシーではなく「魔法少女となり戦う」ことの重さ。人知れず戦いに身を投じ、生きようが傷つこうが守ってあげている人たちには知られない辛さ。普通の少女ではないことの恐怖、悲しみ、後暗さ、拒否反応。それは、自分に幸せになる資格は無いと悟ってしまう戦士の生き様。例えば改造人間となってしまった昔の仮面ライダーの背負う荷と通じるものがあり、胸が痛くなります。

それを乗り越えての感動を与えてくれるのか、それとも視聴者もろとも飲み込まれてしまうのか?このドラマはどこへ向かうの? ヒロインの桃色の魔法少女のイラストをまだ描いていないのには訳があります。  今ならまだ間に合うので一緒に最終回まで見守りませんか?

/人◕ ‿‿ ◕人\ 僕と契約して、魔法少女になってよ!

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