漫画、横山光輝「三国志」がアツい
入院期間〜退院後も少しずつ横山光輝「三国志」を読んでいます。
前提となるわたしの三国志知識レベル→コーエーの真・三國無双シリーズは一通りやっている(ただしストーリーはスキップしがち)
横山光輝「三国志」のアツいところ
その1)表紙がどれもこれもアツい
横山光輝「三国志」の表紙は、背景が赤く、手前におっさんという構図が非常に多く、問答無用の暑さがあります。さっきまで読んでいたのがどの巻だったか表紙で思い出せないほどゲシュタルト崩壊してきます。
背景の赤はバーニング系(燃える砦とか)が最も多く、ついで夕焼け系が多いのですが、第三のパターンがあって、わたしはこれをオーラ系と呼んでいます。
あまりに似てる表紙が多いから、つながるのかなと思って「これは!」という表紙をいろいろつなげてみたところ・・・
特につながらなかったことをここに報告します。
ちなみに表紙の赤壁をやっと抜けたと思ったら、今度は地獄の諸葛亮ラッシュですよ!!"誰々が表紙の巻"と認識していた浅はかな読者はここで脱落する仕組みです。おのれ孔明。
三国志45から三国志56を並べた様子
独壇場になってからも要所要所でバーニンする丞相、さすがです。
表紙が似てるなら裏表紙をみればいいよね、となるかもしれませんが裏表紙は"風景"か"モブの死"が多いので意外と判別つきません。
「三国志49」裏表紙より
その他感想
「げぇ」「じゃーんじゃーん」など有名どころのセリフはあらかた1巻ですでに登場します(ずっと登場します)。ジョジョの奇妙な冒険なども1巻で「メメタァ」「ズキュウウウン」「そこにシビれる!あこがれるゥ!」などの有名シーンが登場しますが、見たいと思っていたシーンが序盤に出るのはいい漫画ですな。
無双に慣れていると、全体的に意外性のあるのんびりしたペースでした。具体的には、呂布の活動期間が長かったり(ゲームだと序盤の1,2ステージでだけ活躍するイメージ)趙雲がなかなか仲間にならなかったり(無双だとイケメンのメインどころのキャラなのに)南蛮平定に3,4冊かかったり(無双だと1ステージ)します。ロリ系美女姉妹である大喬小喬が扇子で数千人なぐり殺したりするシーンが無いのが残念ですが、無双でわたしが一番好きな孫尚香*1ちゃんは出番があってよかったです。
あとはあっさりと「この日X十万人が死んだ」的なナレーションが入るので、感覚が麻痺してきます。日本史などの数百~数千人規模の兵がしょぼく感じることがあります。