「どうぶつの森 ポケットキャンプ」が母にすすめにくくて悲しい
そろそろ「どうぶつの森 ポケットキャンプ(ポケ森)」について一言いっておくか!
↑この口上、人が使っているのは嫌いだけど自分が使うのは好きと言う、ダメウーマンです。
このブログのタイトルが「とびだせ ユズアメの森」なのは、はてなブログのニンテンドー3DSとの連携キャンペーンのとき「とびだせ どうぶつの森」をプレイしながら作成したブログ(その時ははてなダイアリーと平行運用)だからでした。ブログ名だけ見るとすごく"ぶつ森"が好きな人に見えそうですが、実際はやりこみユーザてほどではありません。
さて、表題。
「お母さんとどうぶつの森」というと、思い出されるのがこの漫画です。かなり前にバズった漫画ですが。
www.gamespark.jp
(ユズアメの母は超元気です、念のため)
この漫画は、「どうぶつの森」の自由度と、豊かなスローライフが簡単に楽しめることを象徴していると思います。
私の母も、3DS版の「とびだせ どうぶつの森」はせっせと永くプレイしていた方で、虫や魚や化石は3周フルコンプした(博物館寄贈、模型化・保存用、模型化・展示用)と豪語するほどでした。帰省時にワイヤレス通信で母の村に行くと、豪邸の前に毎日水をやり根気よく交配を重ねたであろうレアな花々が咲き乱れ、思わず「メアリーか!」とわかりにくいつっこみをしたほどです(メアリーは「秘密の花園」の主人公)。
私が「エメラルド」を集めているというと、たくさん譲ってくれました。
当時わたしは家のコンセプトを「オズの魔法使い」(WICKED)として、家具の鉱石リメイクにはまっていたのです。
そんな母もここ数年はさすがに「とびだせ どうぶつの森」を遊んでいる気配はありませんでした。自分も2013年以来、放置しています。
なので、「どうぶつの森」がスマートフォンで出るというニュースは、かなり嬉しかったです。
が、一週間プレイして、レベルもぼちぼち20を超えて、ローンも3,4回返して、いっきに飽きがきて私は悲しみにくれています。
手触りとか音のまったり感は確かに「どうぶつの森」。
ですが、どうぶつ本位になりすぎでしょう!
私にとって、これまでの「どうぶつの森」の村のどうぶつたちは、自分を賞賛してくれる通行人でしかなかったのです。
が、ポケ森ではそもそもどうぶつと仲良くなって素材をもらわないと目当ての家具すら作れないので、どうぶつに媚びて貢物とおつかいを繰り返し、素材を集めるしかありません。しかも素材のために、嫌いなどうぶつとも仲良くするしかなく、さらにいうとそのどうぶつたちの機嫌をとるため、自分が作りたいものは後回しにしてでもどうぶつの好みにあった家具を作らねばなりません。 おつかいの内容である魚釣りも虫取りも、種類が圧倒的少ない上簡単になっていてめっちゃつまらない作業になっています。ついでに言うと、採ったときのダジャレがないことにも憤りを感じます。
今、そんなゲーム設計を無視して好きな家具やオブジェを作り、好きなどうぶつばかりかわいがっていたら、家具の素材が足りず完全に積んでる感じになっています。もう、どうぶつに忖度して・・・アジを釣るのは嫌なんだ・・・
好きに家具が作れないし、そもそも家具の種類も少ないようで、他のお宅を訪問するという楽しみも激減です。人に見せる意義も少ないです。せっかくのスマートフォンで、通信しやすくなったのに、知らない人のキャンプを積極的に巡回する人なんているのでしょうか。わたしは他のキャンプを「いいね!」することで報酬がもらえるときだけ心を無にして適当にとんでいます。
こういう、「ほう、この人の家はONE PIECEがテーマなんだな」みたいな驚きがあったことがありません。(観測範囲外にあるのかもですが)
上の写真では麦わら海賊団の衣装が並んでいますが、こういう自分でデザインする要素もありません。わたしも特撮系のコスプレ服作るの好きだったのに・・・(著作権的にアレそうな機能なのはわかりますが)
もちろん、従来の「どうぶつの森」にもこういう「どうぶつキャラと仲良くなって遺影をもらう」という楽しみ方があったことも理解しています。わたしは1ミリも興味がなかっただけで。ポケ森は、いうなれば自由度を犠牲にこの楽しみ方に特化したものなのでしょう。
先日母親に「スマホでどうぶつの森が出たよ」と話したところ、「それは本当にどうぶつの森なのか」ということを確認されました。(「どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー」が期待と違ったのだと思われます)
私は「本当のどうぶつの森では無い」と返答するしかありませんでした。本当のどうぶつの森なら、母は嬉しかっただろうし、また一緒に遊べたのに。
今はただ、「Switch版どうぶつの森はよ」って気持ちでいっぱいです。
このポケットキャンプで裾野を広げて、お金を稼ぎ、最高のSwitch版を出すって信じているよ、任天堂!