とびだせ ユズアメの森

ゲーム、ガジェット、手芸中心のお絵描き雑記ブログです

ビジネスで活きる英語力を身につける!!ガンダム入門III

ガンダムをわかりたいと、コミックス「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」を読んでいるユズアメ。ガンダム先生に教えてもらいながら、前回なんとか難関の12巻を突破。

その後、順調に読み進め、最近は20巻まで読んだんだ!今回は佳境に突入するストーリーの感想からはいったん離れ、英語に焦点をあてた内容をお届け!ユズアメは生き残ることができるか?

§*╹◡╹)ノ゙
ガンダム入門シリーズはちょっとうさんくさい参考書っぽい感じを意識して記事タイトルをつけています。
(◕‿‿◕)
さすがにこれはちょっとうさんくさすぎるんじゃないかい?

ながーーーいよ

Introduction

【前回までのお話】

yzuame.hatenablog.com
yzuame.hatenablog.com

【登場人物】

(◕‿‿◕)先生:ガンダムについて教えてくれるよ。英語は苦手だよ。
§*╹◡╹)ノ゙ ユズアメ:ガンダムラーニング中だよ。英語が実は得意だよ。

【注意事項】

記事の内容は超初心者レベルにあわせているので、詳しい人から見ると「正確には違う的なニュアンスがあるかもしれませんが予めご了承ください。え、英語についても!(つっこみ歓迎です!)

ガンダムと英語

Can you remain alive in spite of the WAR?

§*╹◡╹)ノ゙
というわけで「君は生き残ることができるか?」って前回先生が急遽言っていましたが!
(◕‿‿◕)
そうそう。あれは、アニメの最後に毎週言う台詞なんだよ。漫画にも書いてあるよね。キャンユーなんとかって・・・
§*╹◡╹)ノ゙
単行本の最後には毎回"Can you remain in spite of the WAR?"と書いてありますね。ていうか、この英語、びみょうじゃありません?
(◕‿‿◕)
・・・ボクには英語はよくわからないよ。
§*╹◡╹)
直訳だとたしかに 「戦争の中でも君は生き残ることができるか?」です。
"remain alive"は文字通り、生きた状態で残ることですが、remain は「とり残される」とか「余る」ていう感じの「残る」のニュアンスなのです。"生き抜く"というよりは、 "自分だけ生きたまま余る"ていうイメージの"生き残る"になっていると感じます。
(◕‿‿◕)
なんと・・・
§*╹◡╹)
もうひとつ、 "in spite of ○○"、は「残念ながら○○にも関わらず」という意味ですが、戦争という一単語に使うにはなんかエレガントじゃないっていうかまわりくどいっていうか・・・。
「残念ながら戦争という事情なのですが、それでも生きた状態であまることはあなたにできますか?」てかんじを受けるというか・・・。いやもちろん間違いではないし通じるのですが。
§*╹◡╹)ノ゙
わたしなら、 "Can you survive in the WAR?"と翻訳しますねっ
(◕‿‿◕)
・・・
§*╹◡╹)
先生・・・?
(◕‿‿◕)
・・・だめなんだ・・・"Can you survive in the WAR?"では、だめなんだよ・・・!アニメで言う「君は生き残ることができるか?」は、本当の意味はそこではないんだ。エンディングまで行くとわかることなのだけれど・・・
「残念ながら戦争という事情なのですが、それでも生きた状態であまることはあなたにできますか?」
まさにこれ!!これなんだよ!!
Σ*╹◡╹)
えええ?
(◕‿‿◕)
哀・戦士や、死んでいったキャラクター、残されているキャラクターたちのことを思い出して。大切な人を失ってなお、あなたはどうして生きるの?「君は生き残ることができるか?」の本質は、そこにあるんだ。
§*╹◡╹)ノ゙
ほええ。「戦争の中でも生き抜くことができるか」というバトル的な表面的な意味だけではなく、残されて生きることをうけいれられるか? てことなんですね・・・・!!
(◕‿‿◕)
ガンダムの曲「めぐりあい」は「人はひとりでは生きられない」をサビの最後で繰り返す。井荻先生のテーマをちゃんと翻訳してんいるんだね。これにはボクも驚いたよ!!
§*╹◡╹)ノ゙
in the war ですむところを in spite of the warとすることにそんな含みを持たせていたとは・・・。そうすることで「戦争という状況は"キミ"にはどうしようもない」ということ、そして「〜にも関わらず生き残る」という文にもっていくことで、「"問いかけている人"は、戦争というものは人が死ぬもの、と判断している」ことが感じ取れます。
なんでこんな遠まわしな言葉選びなんだって思ってたのですが、おそれいりました。神翻訳だったんですね。
(◕‿‿◕)
ボクもおそれいったよ。愛を感じるね。
§*╹◡╹)
ちなみに大文字でthe WARとなっているので、特定のひとつの戦争をさしますね。戦争にthe と大文字をつけるのは、後世になってそれが名前になるような、それくらい重大な歴史的事件のときです。例えば、 内紛や内乱は英語でcivil warですが、The Civil Warはアメリカの南北戦争を指します。
(◕‿‿◕)
一年戦争アムロとシャアの戦いは、後に「一年戦争」と呼ばれるよ。
§*╹◡╹)
Theがつくと、たったひとつの、て意味が強まるので、The Origin なんでしょうね!
(◕‿‿◕)
なるほど!たしかに!!
§*╹◡╹)ノ゙
オリジン弁当とはちがうのだよ!
(◕‿‿◕)
おや。さらにできるようになったな!

雪、無音、戦場にて

機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (13) (角川コミックス・エース (KCA80-16))

§*╹◡╹)ノ゙
ガンダムと英語の話といえば、13巻ルウム編・前編のユウキのエピソードがすごく好きです。
(◕‿‿◕)
あぁ、このシーンもアニメではない。
Σ*╹◡╹))
でええええ また神展開が ア ニ メ じ ゃ な い と・・・
(◕‿‿◕)
うん。そして「アニメじゃない」はガンダムのアニメの曲だね。

地球の日本に留学することになっている、コロニー・ルウムの青年ユウキ。自分の名前は地球の日本の国の言葉「勇気=brave」と知り、日本に興味を持ったのだった。恋人のファン・リーが唯一知っている日本語は、日本に降るという「ユキ」。二人は雪のように花びらが舞い散るという日本のサクラの季節までに、いっしょに地球に行くことを約束するが・・・

§*╹◡╹)
直接的には言及はされていないですが、ユウキとユキて似ていますよね。
《「YUKI」という名前は、男の子につけると強くたくましい"brave"、女の子につけると幻想的な美しい"snow"という意味になるなんて。日本語は素敵だな》
って日本語を知らない人に言われたことがあるんです。そういう、日本の外・・・地球の外から観た、地球という星にある「日本」の、神秘性のようなものをこのエピソードで感じました。勇気と雪。桜と雪。未来に宇宙でそういう風に憧れを感じる人がいるかもというリアルさも。

そして戦争の起こったルウムに降り注ぐ・・・雪。コロニーだとありえないのに。「ETERNAL WIND」にも、「まるで悲しみの欠片だわ 街を閉ざすガラス色の雪」という歌詞がありますよね!初めて見る、美しい雪が、静かに戦場に降り注ぐ・・とても冷たく・・この情景ーー!!
§*╹◡╹)ノ゙
・・・あれ?そういえば、ガンダムの世界ではみんな何語で話しているんでしょうか?
(◕‿‿◕)
言語については、「ジオン訛り」って表現もあったね。地球の国家が全てなくて「地球連邦政府」になっているので、言語は一つに統一されているのかもしれない。

ジオン・ズム・ダイクン

§*╹◡╹)ノ゙
「ダイクン」は、英語のtycoonから来ているのかもしれません。将軍ていう意味の英語ですが、「大君」ていう日本語からきた外来語なんです。「ズム」はもちろん-ism(〜主義)。これぞジオニズム☆
(◕‿‿◕)
前回「ダンカン」と間違えていたくせに・・・
§*╹◡╹)ノ゙
キャスバル・レム・ダイクン。「レム」は「ズム」と似ているけれど、remnant(面影、生き残り)から来ているのかな〜?
(◕‿‿◕)
アルティシア・ソム・ダイクンはどうかな?
§*╹◡╹)
えっ some..とか? わかりまそむ・・・

富野節 (TOMINO-BUSHI)

(◕‿‿◕)
英語の話だけで終わるのもあれだから、最後にガンダムの語学(?)について話そう。ガンダムは名言が多いよね?
§*╹◡╹)ノ゙
まさか、「悲しいけどこれ◯◯なのよね」「あれはいいものだ」もガンダム用語だとは思いませんでした!
(◕‿‿◕)
台詞まわしなどの独特の特徴は 富野節といわれたりするよ。何か気づいたことはあるかい?
§*╹◡╹)
うーん、しいていうなら倒置法?文章の順序のいれかえ。「 今日は晴れだ」 が「 晴れだ、今日は。」 みたいな。「猫はかわいいな」→「かわいいな、猫は!」
(◕‿‿◕)
シャアっぽいね。シャアは「認めたくないものだな。若さ故の過ちというものを」と言うね。
§*╹◡╹)
シャアの印象が強いだけかもです。
(◕‿‿◕)
ファンの間でよく言われる、富野節は
1:男が女言葉を使う。 例)ブライト・ノア弾幕薄いよ!何やってんの?」
§*╹◡╹)
おおお、それはわたしが「ネットの世界は広大だわ」の次によく使う出自のわからないテンプレでした。ガンダムだったとは・・・(そして男だったとは)。そういえば、「ぼうやだからさ」の「ぼうや」も女言葉ですよね。男ならガキとかぼうずって言いそう。
(◕‿‿◕)
2:知ってる同士でも、あえてフルネーム。例えば、ランバ・ラルをランバさんとか、ラルさんとはあまり作中では言わないよね。
§*╹◡╹)
なるほど!それは軍隊的なかんじなのかとおもってましたが、富野節だったんですね。
(◕‿‿◕)
今キミが読んでいる「ファースト」部分以降も、この特徴は続くんだ。富野節と言われるくらいだから、あまり他の作家さんは使わないのか、もしくは当時はそういうのはなかったのかもね。
§*╹◡╹)
注意してみます!そういえば、富野節とは違うかもしれませんが、「よー」でなくて「よォ」とかも印象にのこっているかもです。カタカナや小さい文字がくどめ。漫画だからですかね?
(◕‿‿◕)
そのカタカナの入れ方は、アニメのセリフを文字に起こした感じかもしれないね。「よォ」って、スレッガーとか、カイの声優さんがいいそうだ。
§*╹◡╹)
ですね!訛りの表現なのかな?フラウも言うかも。なによお・・アムロォ・・もォ・・しらない みたいなイメージです。
(◕‿‿◕)
確かにそんな感じだね。
§*=◡=)
アムロェ・・・
(◕‿‿◕)
いや、それは言ってなかったよね?
§*╹◡╹)
たまに一般人に聞かれるのですが、これはNARUTOのサスケのことを「サスケェ・・・」ていうキャラがいたのが発祥です。
§*=◡=)
ララァェ・・・
(◕‿‿◕)
・・・

今後の展望

(◕‿‿◕)
20巻まで読んだと言っていたね。22巻で発売されているけど、完結までにはまだあと1,2巻ありそうだ。これからどうするんだい?
§*╹◡╹)
とりあえず、いったん20巻で止めて、映画の第三作を観てみようかとか考え中です。もしくはスパロボをやってみるか・・・
(◕‿‿◕)
ここまできたら、最後は映画がいいと思うよ!


クライマックスへつづく!!・・・かも